山岸伸氏の写真集『靖国の桜』(徳間書店)の見本本が届いた。
山岸氏は昨年の日本写真協会賞作家賞を受賞した写真家。
但し、
でも「桜には、なぜか心惹かれる」
その山岸氏が、「誰も撮っていない桜を撮りたい」
10年間、
その集大成が、この度、
俗な空気が流れ始める前の、
そこに浮かび上がる桜の様々な姿。
路上に散り敷く桜の花びらの美しさも、
見事に捉えられている。
素晴らしい写真と立派な造本。
写真集自体が、
“作品”になっている。
出版事情の厳しい昨今、
私は、
題して「桜の宮」。
まことに光栄の至り。
私の他には、ケント・
靖国神社の徳川康久宮司の文章が収められている。
あれこれの政治的な文脈を離れ、
ひたすら「美」の観点から、




















